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8月の学びをシェアする読書会|差異を認めた上でつながるために〜『つながりの作法』

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8月の「学びをシェアする読書会」は、個展《自立しない人》開催中のアーティスト・石川直也が選書した『つながりの作法 – 同じでもなく、違うでもなく』(綾屋 紗月・熊谷 晋一郎 著 / NHK出版)を取り上げます。

 

8月のテーマ

差異を認めた上でつながるために

著者は、脳性まひを抱えた小児科医・熊谷晋一郎さんと、アスペルガー症候群の診断を受けた綾屋紗月さん。それぞれにマイノリティとして人とのつながり方に困難を感じてきた当事者として、それをどう克服してきたか、「差異を認めた上でなお、つながりをもたらす作法」を考察したものです。

内容的には何かしらの障がいを抱えた人たちの視点で書かれていますが、変化のスピードが速く、SNSに象徴されるような即興的な空気に適応できるかできないか、という観点では、「障がい」といわゆる「健常」の境界は曖昧なもの。何かしら他人との差異を感じながら、それでもつながりを必要とする私たち全員の問題として「差異を認めた上でなお、つながりをもたらす作法」を学びます。

 

*noteで本書のご紹介をしています*

 ギャラリーオーナーの本棚 #13 『つながりの作法』

     

 

学びをシェアする読書会|差異を認めた上でつながるために

 

【対象書籍】

『つながりの作法 – 同じでもなく、違うでもなく』(綾屋 紗月・熊谷 晋一郎 著 / NHK出版)

 

【キーワード】

 意味を共有する / カテゴリー思考を超える / 世界も自分も変わりうる / 差異と共通感覚

 

【開催日時】

 2022年8月30日(火) 20:00〜21:30 (オンライン開催 / 定員5名)  

 受付終了しました


 

《学びをシェアする読書会》の特徴

  • 書籍を購入する必要はなく、事前に読んでおく必要もありません。リーディング用の資料を主催者側で準備します。
  • 書籍丸ごと一冊を読むのではなく、抜粋を読む時間を設けています。
  • 書籍を読み解きながら、開催中の展覧会のテーマやアーティストの視点、それにつながる社会的なトピックスなどを主催者よりシェアし、参加者同士で対話を行います。

 

Gallery Pictor 2022年プログラム《中心はどこにでもあり、多数ある》のサイドイベントとして開催する読書会です。同プログラムの参加アーティストとギャラリーオーナーが選書した書籍を取り上げ、開催される展覧会にタイミングを合わせながら進みます。展覧会とともに鑑賞を深めることができ、また読書会のみでもお楽しみいただけます。

 

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