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9月の学びをシェアする読書会|プラトン著『パイドン』––魂こそが真実を知る

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9月の「学びをシェアする読書会」は、9月18日より開催するTETTAソロ・エキシビション《exitus》のテーマとなっているラテン語の《exitus》をキーワードに、その言葉のエッセンスが詰まった『パイドン––魂について』(プラトン 著 / 納富 信留 訳 / 光文社古典新訳文庫)を取り上げます。

 

『パイドン』の舞台は古代ギリシャ。哲学者ソクラテスが国家公認の神々に対して不敬であるという理由で投獄され、死罪を言い渡されて刑が執行されるまでの猶予期間に、ソクラテスを慕って集まった弟子たちとの間で交わされた議論が問答形式で描かれています。そこで交わされた議論とは、「魂の不死」−−−魂は死によって消滅するのではなく、むしろ肉体から解放されて真実を見出すという、ソクラテスの強い信条が語られました。

この『パイドン』の中で、ソクラテスはこのように話しています。

 

「何かを純粋に知ろうとするならば、肉体から離れて、魂そのものによって事柄そのものを見なければならない」

 

TETTAの個展タイトルとなった《exitus》の意は、まさにこの一節にあります。

私たちは多くの知覚・感覚を肉体に頼っており、それに基づいて意思決定し、行動します。しかし、肉体の感覚に頼りすぎることは、私たちを重大な過ちに陥れるとソクラテスは語るのです。その重大な過ちとは?

 

本書の著者はソクラテスの一番弟子・プラトン。プラトンが後に打ち立てる「イデア論」にもつながるソクラテス最期の講義に、私たちも参加してみましょう。

 

 

9月の学びをシェアする読書会|プラトン著『パイドン』––魂こそが真実を知る

 

【対象書籍】

『パイドン––魂について』(プラトン 著 / 納富 信留 訳 / 光文社古典新訳文庫)

 

【キーワード】

 ソクラテスとプラトン / 魂は不死である / 真実を知るための哲学 / 現実世界とイデアの世界 

 

【開催日時】

 2022年9月29日(木) 20:00〜21:30 (オンライン開催 / 定員5名)  

 申し込みはこちら

 


 

《学びをシェアする読書会》の特徴

  • 書籍を購入する必要はなく、事前に読んでおく必要もありません。リーディング用の資料を主催者側で準備します。
  • 書籍丸ごと一冊を読むのではなく、抜粋を読む時間を設けています。
  • 書籍を読み解きながら、開催中の展覧会のテーマやアーティストの視点、それにつながる社会的なトピックスなどを主催者よりシェアし、参加者同士で対話を行います。

 

Gallery Pictor 2022年プログラム《中心はどこにでもあり、多数ある》のサイドイベントとして開催する読書会です。同プログラムの参加アーティストとギャラリーオーナーが選書した書籍を取り上げ、開催される展覧会にタイミングを合わせながら進みます。展覧会とともに鑑賞を深めることができ、また読書会のみでもお楽しみいただけます。

 

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