(English follows after Japanese.)
この世界は、すべての主体が、すべての場所で、互いに依存し合って成り立っている。
Gallery Pictor 2022年プログラム《中心はどこにでもあり、多数ある》は、そんな世界観を8名の作家に託して、それぞれの解釈と表現で展示をつないできました。
私たち個人が、あるいは社会が、生命圏が、いかに多くの関係性によって成り立ち、世界を形作っているか、思いを巡らせていただけたなら幸いです。
プログラムの最後を飾るグループ展を次の2つの会場で開催しますので、ご高覧下さい。
北鎌倉 宝庵での展示
鎌倉五山の一つに数えられる名刹・浄智寺と隣り合わせ、同じ谷戸に抱かれて立つ茶室「宝庵」。昭和モダニズム建築の旗手の一人、山口文象の設計による「常安軒」と、一畳台目と言われる極小サイズで茅葺き屋根に大きな円窓が特徴的な「夢窓庵」という二棟の茶室を持ちます。
所在地：鎌倉市山ノ内1415（JR横須賀線 北鎌倉駅より徒歩10分） MAP
入場料：1,100円（抹茶・小菓子付き）
※宝庵での展示は終了しました。3月8日〜3月26日にGallery Pictorで展示を行なっています（下記参照）
3月4日(土) トークイベント開催
宝庵での展示の開催日である3月4日(土)に、展覧会場に隣接する「たからの庭」にて、アーティスト・石川直也と畑山太志のトークイベントを開催します。詳細は下記画像からリンクをご覧下さい。
※本イベントは終了しました
Gallery Pictorでの展示
宝庵で展示した作品は3月8日〜3月26日までギャラリーでも展示いたします（一部の作品はギャラリーのみでの展示となります）。宝庵での展示風景も写真でお楽しみいただけるよう準備しております。
日時：2023年3月8日(水)～3月26日(日) 11:00～18:00
休廊：月・火曜（祝日の場合も休廊）
所在地：鎌倉市由比ガ浜3丁目1-28 鎌倉テーラービル2F MAP
入場料：無料
参加アーティスト｜Artists
これまでの展覧会｜Past Exhibitions
-
プレ・エキシビション
Arts & Library Show
《中心はどこにでもあり、
多数ある》
2022年3月12日〜4月24日
Arts & Library Show の名の通り、8名の作家の作品に加えて、彼らが選出した書籍や音楽も会場内に設置。
-
武田 哲
《New Landscape》
Tetsu Takeda
-New Landscape-
2022年5月14日〜6月3日
何も「思い」を挟まず、「今」を集積させることで見えてきた新しい時代の風景。武田哲の捉えた新たな地平。
-
畑山 太志
《客観の方法》
Taishi Hatayama
-The Way to be Objective-
2022年6月18日〜7月15日
畑山太志が主観と客観の位置付けを問い直し、新たに挑んだ「ありのまま」の世界。
-
石川 直也
《自立しない人》
Naoya Ishikawa
-Person Not Independent-
2022年8月20日〜9月10日
石の彫刻に関する様々な固定概念やタブーを破ることで進化する石川の作品群を《自立しない人》を中心に展示。
-
TETTA
《exitus》
Satoko Sugimoto
-exitus-
2022年9月18日〜10月8日
英語 "exit"の語源であリ、体という「うつわ」から外に出て客観視するという意味も持つラテン語の "exitus"をテーマに、自分の中心=軸を探る作品を展開。
-
小野 久留美
《Maw of the Earth》
Kurumi Ono
-Maw of the Earth-
2022年10月15日〜11月3日
Maw of the Earth は “大地の口” の意。大地に育まれ、時にはのみ込まれる様々な生物・無機物たちの関係性を映し出す。
-
浅野井 春奈
《そこにいる、ねじ。》
Haruna Asanoi
Solo Exhibition
2022年11月9日〜11月27日
波で削られた巻貝の貝殻を使った「ネジ」シリーズ。可愛くて可笑しくて、ちょっと怖い。独特の世界観を持つ作品群。
-
ユキ・ホワイト
《Keep on Walking》
Yuki White
Solo Exhibition
2022年12月7日〜12月25日
パンデミックや国際的な紛争など混迷を極める社会で、人間の持つ可能性や力を信じ、「前を向いて歩み続ける人」を称える新作シリーズを発表。
-
星野 美津子
《風と松》
Mitsuko Hoshino
Solo Exhibition
2023年1月7日〜1月29日
自宅の庭にある二本の松の木と風にインスピレーションを受けて、揺れ動くダンスのようなコミュニケーションの形跡の表出を試みる作品群。
Centers are Everywhere and Numerous
– Final Group Show –
This world is made up of subjects that all dependent on each other.
Gallery Pictor 2022 year round program, Centers are Everywhere and Numerous, has entrusted such a view to eight artists, who have exhibited their own interpretations and expressions. We hope this program has made you think about how we as individuals, as a society, and as a biosphere are made up of many relationships that shape our world.
The Final Group Show will be held at the following two venues.
Exhibition at Hou-an Kitakamakura
Hou-an is the tearoom which stands next to Jochi-ji Temple, one of the Five Great Zen Temples (Kamakura Gozan), and is nestled in the same valley.
Hou-an has two tea rooms: “Jyo-anken,” designed by Bunzo Yamaguchi, one of the leader of Modernism architecture in Japan, and “Muso-an,” which is extremely small in size and characterized by its rush roof and a circular window.
– Duration : Saturday, 4th March – Sunday, 5th March, 2023
– Open hours: 10:00 – 17:00 (Closed 16:00 on 5th March)
– Venue: Hou-an, 1415 Yamanouchi, Kamakura City, Kanagawa Pref.
（10 minutes walk from Kitakamakura sta. JR Yokosuka Line） MAP
– Admission fee : 1,100 yen (with green tea and sweets)
* Please register in advance through the form below. Payment will be accepted at the reception on the day.
Exhibition at Gallery Pictor
The works exhibited at Hou-an will also be shown at Gallery Pictor from 8th March to 26tth March (some works will be exhibited only at the gallery).
– Duration : Wednesday, 8th March – Sunday, 26th March, 2023
– Open hours: 11:00 – 18:00
– Venue: 2F Kamakura Tailor Bldg. 3-1-28 Yuigahama, Kamakura City, Kanagawa Pref.
（10 minutes walk from Kamakura sta. JR Yokosuka Line） MAP
– Admission fee : Free
Artists
(Link to each solo exhibition by name.)